100周年誌

ごあいさつ

平成21年9月 弊社は世界経済の荒波の中、創業100年を迎える事ができました。
これもひとえに、支えてくださったすべての方々並びに協力頂いた社員の方々のお陰と感謝申し上げます。また、私自身3代目社長として100年目に巡り会えると言う幸運に、万感の思いが尽きません。

弊社は現在の大阪市平野区で自転車産業のスタートを切りました。以来、自転車関連を中心に会社を運営してまいりました。しかし、ここ十年来、中国から怒涛のように輸入された自転車で日本の自転車製造は深く傷つきました。

その中で弊社は他と一線を画すモノ創りを標榜し、現在も浅からず自転車に関わっております。近年の環境問題で改めて自転車が見直され、また電動アシスト自転車も将来にわたり有望とされています。今後、どこまでユーザーの要望に応えられるモノ創り、他に真似されるモノ創りが継続出来るかがカギと言えます。

さて、さまざまな紆余曲折を経て現在があるわけですが不確実性の時代と言われて久しく、今後の日本経済の視界も良好とは言えません。世の流れに反しますが「日本から製造業を無くしては日本は決して立ち行かなくなる」とは私の昔からの信念です。
今後共、謙虚な姿勢を忘れず、良きモノ創りを目指して参りますので皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

諸事情で1年遅れの記念誌となりましたが、なにぶん手作りなもので素人との諌めを覚悟の上で発本です。また、小さな会社が分不相応な本を出し、笑われてしまうかも知れません。お見苦しい点、読みづらい点多々有ろうかと思いますが御笑読頂ければ幸甚に存じます。

また、この記念誌を創業者 吉村市松と先代であり父でも有る吉村善市郎と母泰子に、また弊社並びに私に勇気を与えて下さった方々に捧げたいと思います。

平成22年11月吉日
丸一金属工業株式会社 代表取締役社長吉村 郁祐

100周年誌目次

  • 101年目の100周年誌

    101年目の100周年誌

    1.ご挨拶
    2.会社略年譜
    3.エピソード
    4.史料 関連写真
    5.吉村郁祐 著 「余談」-撰
    「余談」とは平成18年9月から100周年にあたる平成21年9月をめざし毎週社内及び、身近な方々向け中心に書き綴った150編の文章です。その中から撰んで掲載しました。
    6.吉村郁祐 著 「気まぐれ通信」-撰
    「気まぐれ通信」とは「余談」の続編で平成21年9月~平成22年9月の間、不定期に書き綴った中から撰んで掲載しました。
    7.社内教育資料から独自にまとめた社内教育資料です。
  • 大日本帝国最後の陸軍二等兵物語

    大日本帝国最後の陸軍二等兵物語(太平洋戦争をかえり見て)

    先代社長 吉村善市郎 著 (平成6年)

あとがき

100周年を前にしてこの本を作ろうと思い立ったのが平成17年頃でした。どのような本にしようか?とあれこれ考え、大体の構想が決まったのが18年。挨拶文・歴史はもちろん、その中に「余談」などを入れる事、また先代がかつて本にした文面を必ず入れる事が本の荒構成でした。

その中の「余談」は3年間毎週続けたのですが、最初の2年間は日本語にこだわり極力外来語を避けて文章を書きました。日常生活に馴染んでいる外来語をあえて日本語で表現するのは本当に難しいと実感したものです。

また100年も経っている会社だったら、事細かに歴史を書くのも一興、、、とは思いましたがクドクドと歴史や過去の製品を並べて立てても自己満足になってしまうとも考えました。歴史部分はポイントだけを押え、数ある史料の中から選ばせて頂きました。史料とは、その時代を支えた方々がおられたからこそと残るものです。それを踏まえて考えても取捨選択とは難しいものです。

さて本来の100周年である昨年の平成21年は事情により本などの作成が出来ませんでした。逆にそのお陰で「101年目の100周年誌」と言うタイトルとなり、ちょっと印象的な記念誌のタイトルになったのではないかなと勝手に思っています。
また、先代の文面につきましては今では使われていないワープロソフトで作成されたデータでした。幸いな事に平成6年に先代の文章を製本していただいた大洋堂の佐古田社長様がデータを保管されており、何とか今のコンピュータでも見られるようにして頂いたのです。この文章が無ければ本の意義が半減どころでは無くなるので本当に有り難かったのです。
表紙に関しても私の描いた基本デザインに山一株式会社様のデザイン部門が調整をして下さいました。また、先代の文面の表紙につきましても私の伝えたデザインイメージを汲んだ先の佐古田社長様により、具現化して下さいました。

たかが本、されど本。一冊の本を仕上げるのは本当に難しく、色んな方々のご協力のお陰で自分なりに何とか格好がついたと思います。後は、読んで頂いた方々の評価、、、です。

丸一金属工業株式会社 スペシャルコンテンツ
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